イサーン村娘の思い出 คิดถึงผู้สาวอีสาน


(写真は本文と関係ありません)

昔いろいろなことがあって、イサーンの村に1週間ほどお世話になったことがある。

プーヤイ(集落長)の家に泊めてもらい、集会所兼広間の板張りの床に座り込んで飯を食っていると、健康的に日焼けした村娘がやってきて、片手をつき、

「セーボ?」

と聞くのだった。

「????」

タイ語もまだおぼつかない頃だ。「セーボ」とは何ぞや、である。

ここはイサーンだ、日本の「歳暮」や西洋の「聖母の騎士」とはまーったく関係ないだろうな…。

そんなことを考えながら、「ボ」の発音で半開きになった日焼け娘の口元に見とれていると、
視線をかわすかのように、タイ語で言い直してくれた。

อร่อยไหม [aroi mai] 「おいしい?」

「セーボ」とはイサーン語で、
แซบบ๊อ
なのだった。
แซบ [seep]=おいしい、บ๊อ [bo]=疑問形)

だが惜しいことに、当時イサーン語の疑問文が
~บ๊อ
であることを知る由もなく、「おいしい」=「セーボ」と曲解してしまい、
「セーボ?」
と聞かれたら、思い切り
「セーボ!」
とこたえるようになってしまったのである。
(正しい応答は「セープ」)(同じ轍を踏まないように)

疑問文に対して疑問文で返すコイツは使えねえべと思われたに違いない。
その日焼け娘が以後話しかけてくることはなかったのだった。


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